2022-02-13 ある男の生活 仕事が終わった。 一服した。 少し飲酒をした。 身体が鉛のように重かった。 精神がメキメキを音を立てていた。 それに構わず明日の仕事の準備をした。 外ではカラスが鳴いていた。 その鳴き声を聞くたびに学生時代を思い出した。 しかし思い出したところで大した思い出は無いのだった。 身体はもうビクともしなかった。 精神はもう粉々になっていた。 「また仕事が始まって同じ日々が繰り返されるのだろう」 また一服した。 また少し飲酒をした。 ゆっくり深く呼吸をして、 それから二度と呼吸しなかった。