黒色春日和

ダーティな思いつきをキューティにお届け☆

ある男の生活

仕事が終わった。

一服した。

少し飲酒をした。

身体が鉛のように重かった。

精神がメキメキを音を立てていた。

それに構わず明日の仕事の準備をした。

外ではカラスが鳴いていた。

その鳴き声を聞くたびに学生時代を思い出した。

しかし思い出したところで大した思い出は無いのだった。

身体はもうビクともしなかった。

精神はもう粉々になっていた。

「また仕事が始まって同じ日々が繰り返されるのだろう」

また一服した。

また少し飲酒をした。

ゆっくり深く呼吸をして、

それから二度と呼吸しなかった。